一応、わたくしOジロー、歌をやってる者として、他人のバンドを見る時にはボーカリストの力量が気になります。
と言うか、歌もののバンドなら必然的にボーカリストこそがバンドの顔になりますから、例え自分が歌をやっていなくても、これを気にしないで聴くことなんて、本来はあり得ないんですよ。
「いや、そんなの気にならない」
とか
「いやいや、ロックバンドの主役はギタリストでしょう」
なんて本気で思ってる人は、バンドマン特有の聴き方の病気です。
そして、不幸にもそんなメンバーばかりに囲まれて、バンド内でオマケのような扱いを受けているボーカリストさん。
悪いことは言わないから即刻そのバンドをやめましょう。
絶対に上手くなれませんから。
それはさておき
趣味のオヤジバンドから、プロ志向の若者、セミプロ的扱いをされているバンドも含め、ライヴハウスで見る限りボーカリストのほとんどはまともに歌えていません。
ボーカリストだって喉と言うアコースティック楽器を使うプレーヤーですから、腕が悪きゃ良い演奏ができないのは当たり前。
腕を上げるには練習が必要なのも当たり前です。
ただ、ここで皆が間違うのは、ボイストレーニングです。
ボイトレは基本的にはフィジカルトレーニングです(色々なトレーニング方法、理論があるので一概には言えませんが敢えて他の楽器との対比で言います)から、当然、それより先に頭の中に流れる曲が必要です。
そしてその為には
①良く聴いて
②演奏して(歌って)
③覚える
という作業の無限ループが必要なのです。
きちんとした指導者に付いて教われば、おそらくフィジカルトレーニングと脳内トレーニングをバランス良く組み合わせたメソッドで上達をサポートしてくれると思います。
しかし、自己流の場合、
「とにかく高い声を出したい」
「シャウトすれば気持ちは伝わる」
っていう筋肉バカ的な発想に陥りがちです。
いや、それはそれで武器になりますけどね。でも所詮飛道具。
歌の担当が歌っていない演奏をしてどうするんですか?と言いたいですね。
ハモネプが放映されてから後、カラオケの採点番組や、歌のコンテスト番組等、最近はボーカリストの力量に着目したテレビ番組が増えたおかげか、アマチュアにもボイストレーニングが注目されるようになりました。
ボーカルというポジションにきちんと目を向ける人が増えるのは嬉しい限りですが、ここでもまた、やれミックスボイスだ、ファルセットだ、ホイッスルボイスだ、喚声点だと、まるでギターのテクニック面、フィジカル面にばかり目がいってしまう病になってはいないだろうか?と心配になります。
歌わない歌い手なんて、歌わない他の楽器隊より使えない存在なんですよ。


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