アマチュアの動機
これは以前にも述べたと思いますが、アマチュアバンドをやる動機というのは、バリバリのプロ志向の若者達と違い、その姿勢にかなりの幅があります。
まず、プロを目指していないので、ただ集まってワイワイやるだけっていうサークル活動派から、アマなのにきっちりと練習してプロ並の演奏を目指すものまで、実に様々な温度感を持った人達がアマチュアバンドという言葉で一括りになっているのです。
だからこそ、このベクトル、バンド内で早い時期にキッチリと確認しておかないと後々ストレスの発生原因になります。
トリビュートバンドという形態
以前、完コピの重要性についてお話ししましたが、それを突き詰めて、バンドとしてそのアーティストを完全再現しようという姿勢のバンドを、トリビュートバンドと呼んだりします。
この場合のトリビュートバンドは、コピーバンドよりも上位の概念で、名乗るからにはそれなりの覚悟と練習が必要になると考えられます。
ただ、もう少し広義で捉えることもできます。
tribute = 賛辞、敬意を表する
英語の意味そのままに捉えた場合、完コピで有ることと必ずしも同義ではない、とも考えられます。
敬意を表していれば完コピでなくとも良い。
その通りなんですが、これをアマチュアが真似してしまうと、
「トリビュートをやりたい」
って言う言葉は同じなのに、ベクトルが二通りになってしまいます。
困りますね。
例えばプロのアーティストが特定のバンドのトリビュートアルバムをリリースした場合、こういう姿勢で作られている事がほとんどですよね。。
敬意を表しつつも、それぞれの解釈で焼き直しをする。
自分の音楽スタイルが確立していて、十分な実力を持ったアーティスト、且つそれが一定以上の人達に認められているからこそ、成立するものなのです。
なので、私はこれを敢えてトリビュートとは呼ばずに『カバー』と呼んで分けて考えています。
従って、トリビュートバンドを標榜する時、アマチュアの我々には完コピと言う選択肢しか残っていないのです。
我々のことなんて誰も知らないので、カバーが成立するわけありませんし、誰もそれを望んでない。
それが実際のところなんですね。


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